ジョジョはエロいと聞くと、驚く人も納得する人もいるでしょう。
ジョジョの原作を読んだ人も、テレビアニメを視聴した人もさまざまな印象を持っているはずです。
エロいと言われるのはなぜなのかが気になっている人のために、この記事では理由を追究しました。
ジョジョとは?
ジョジョとは「ジョジョの奇妙な冒険」です。
荒木飛呂彦氏によって制作された日本の漫画で、1986年に週刊少年ジャンプで連載が始まりました。
ジョジョは独特の世界観を持っていますが、主人公が1人に決められているわけではありません。
第一部、第二部、第三部といった部単位でストーリーが作られているのが特徴です。
表現や演出のコンセプトこそ変わらないものの、新しいストーリーが待ち受けているので長いファンも大勢います。
現在でもまだ連載が続いている人気の漫画です。
エロいと言われ始めたのは第一部からのことですが、第六部あたりから話題になるようになっています。
ジョジョの作品
ジョジョの作品は以下のように部ごとにタイトルが付けられていて、異なる時代・エリアを舞台にしてストーリーが制作されています。
第一部:ファントムブラッド
第二部:戦闘潮流
第三部:スターダストクルセイダース
第四部:ダイヤモンドは砕けない
第五部:黄金の風
第六部:ストーンオーシャン
第七部:スティール・ボール・ラン
第八部:ジョジョリオン
第九部:The JOJOLands
例えば、最初のファントムブラッドでは1888年のイギリスが舞台になり、主人公は貴族のジョナサン・ジョースターでした。
戦闘潮流ではジョナサン・ジョースターの孫にあたるジョセフ・ジョースターを登場させ、舞台を1938年に移しています。
スターダストクルセイダースでは1988年、ダイヤモンドを砕けないでは1999年に時代を移して、ジョセフの子孫をメインにしています。
ジョースターの血統を軸にして世界観を作り出し、さまざまなストーリーを繰り出しているのがジョジョの特徴です。
主人公は常にジョジョ+ジョジョ立ち
主人公はシリーズで変わっていますが、どの部でも主人公は「ジョジョ」のニックネームを持っています。
違う部に移っても「ジョジョ」というイメージで楽しめる作風に仕上げているため、根強いファンが世界中にいる作品です。
そのイメージを崩さない工夫の一つとして挙げられるのが「ジョジョ立ち」です。
ジョジョ立ちとは雑誌やコミックの表紙や扉絵などに描かれているジョジョの決めポーズです。
肉体にねじりを加えて美しさを見せるポーズが共通して描かれているため、これだけのシリーズが続いていても「ジョジョ」として共感を得ています。
ジョジョのエロいと感じられる部分
ジョジョがエロいと感じられるようなシーンは作品中に存在します。
また、作者の描きぶりがエロいという印象を増長している面もあるでしょう。
ここではジョジョの作品を見ているときにエロいと感じられる部分を分析した結果を紹介します。
エロい発言が各所に垣間見られる
ジョジョの作品中にはエロい発言が垣間見られます。
ジョジョファンの間でも大きな話題になったのが第六部の冒頭で登場する「マスターベーション」です。
「マスターベーション」はエロいと解釈するかどうかは人それぞれでしょう。
西洋医学でも用いられている言葉です。
日本語では「自慰」と呼ぶ好意で、知っている人ならエロいシーンをイメージしてしまうでしょう。
ジョジョの第六部がアニメになるという話題が上がったときには、ファンの間で議論になったほどのシーンでした。
入浴シーンが何度も登場する
ジョジョがエロいと言われる理由として入浴シーンが登場することが挙げられます。
ドラえもんでもしずかちゃんの入浴シーンが何度も出てくるので、ドラえもんはエロいという意見もあります。
ジョジョでも第二部や第三部では入浴シーンがあって、男女で入浴しているシーンすらあります。
ドラえもんの場合にはしずかちゃんが1人で入浴しているシーンなのでギャップがあるでしょう。
入浴シーンはエロいイメージを膨らませてしまうので、ジョジョはエロいという考えが広まっています。
暴力的で過激なシーンとのギャップがある
ジョジョがエロいというイメージを抱かれるのは、暴力的で過激なシーンが多いのも理由です。
基本的にジョジョは戦闘を繰り広げるストーリーになっています。
作品中にはグロいと言われるほどのシーンも登場するほどです。
過激な暴力シーンを見ていると興奮状態になります。
その状態でほんわかとしたエロとも解釈できるシーンを見せられると、ついエロいイメージを膨らませてしまいがちです。
暴力とエロのギャップがあるため、エロい雰囲気が増長されています。
ジョジョ立ちのセクシー感が強い
ジョジョ立ちもエロいと感じられる人が多いでしょう。
筋肉が描き込まれていてセクシー感が強いからです。
筋肉美を見せられるとセクシーで何となくエロいイメージが沸き起こってくる人もいます。
表紙や扉絵に使用されているジョジョ立ちは丁寧に描き込まれていてセクシー感が強いだけでなく、メディアでも使われていることが多いのでよく目に留まります。
ジョジョ立ちの印象から、ジョジョはエロいというイメージを持つのももっともなことでしょう。
ジョジョがエロいと言われる理由
ジョジョにはエロいと解釈できる描写や言動があるのは確かです。
ただ、大きな話題になるほどにエロいとは思えない人もいるでしょう。
ここではジョジョがエロいとよく言われている理由をもう少し深く掘り下げて解説します。
ジョジョのエロさが話題になっているから
エロいと自分自身では思わなかったとしても、他の人に「これエロいよな?」と言われると「確かにエロいかも」と思うのではないでしょうか。
ジョジョの熱烈なファンが漫画を読み込んで「エロい」と話題にしているのは原因の一つです。
ジョジョのファンだけでなく、ジョジョの表紙のジョジョ立ちを見て、「これはエロい漫画だ」と思った人がブログや口コミで話題にしている場合もあるでしょう。
センスによっては「エロい」と感じるタッチで描いていたり、シーンを盛り込んだりしているので、話題になってジョジョがエロいと思われるようになっています。
エロ系のジョジョの二次創作・パロディが多いから
ジョジョのエロさに着目した二次創作やパロディ作品が多数出回っているのも原因でしょう。
ジョジョのキャラクターを使用してインターネット上でエロ漫画を描いたり、吹き出しの中身を入れ替えてパロディにしたりしているものがしばしば公開がされています。
また、ジョジョ立ちなどのジョジョの描きぶりを真似した成人向けの同人誌なども制作されているため、エロ同人誌とイメージで紐づけられてしまっている人もいます。
ジョジョがエロいというイメージを持った人がエロ系の二次創作やパロディを活発に制作してきたため、ジョジョ自体もエロいという印象が強くなったと考えられるでしょう。
ジョジョがエロいのに長続きしている理由
ジョジョはいわゆる18禁や15禁の成人向け漫画ではありません。
エロいという話題が沸騰しているのに、ジョジョが今までずっと長続きしてきていて、現在でも子供も読める漫画なのはなぜなのかが気になる人もいるでしょう。
ジョジョがエロいのに長続きしているのには理由があるので詳しく解説します。
作品として長続きできる工夫が凝らされているから
人気が絶えずに40年近く長続きしているのは日本の漫画では珍しいことではありません。
ドラえもんやこちら葛飾区亀有公園前派出所などのように、コミックとして何十年も作品として親しまれてきた作品は他にもあります。
ドラえもんにもエロいと解釈できる要素は含まれていますが、子供から人気の漫画・アニメとして今でも親しまれています。
ジョジョもこのような作品になるように工夫をしているので、今でもなお人気があります。
一定期間のストーリーで完結させて、また新しいストーリーを始めているのが工夫です。
漫画に期待することは時代とともに変わっていきます。
部単位の構成にすることで、時代に合ったストーリーで読者を楽しませる形を整えているのが、ジョジョが長続きしている根本的な理由です。
そもそも人気がなければエロくてもエロくなくても長続きしないので重要なポイントです。
エロいイメージを持つ人がいるだけで出版禁止になる理由がないから
ジョジョがエロいのに長続きしているのは、出版禁止になる理由がないからです。
人気を獲得する仕組みができていてファンも多い状況なら、制作を続ければファンが買い続けてくれるでしょう。
ただ、成人向けの描写をしてしまうと出版禁止になる可能性があります。
ジョジョはエロいとは言われるものの、際どい表現はしていないのが特徴です。
「マスターベーション」という表現をしたのも、出版上のトラブルを起こさないための意図があると考えられるでしょう。
キーワードから読者がイメージするのは自由です。
出版禁止にせざるを得ないようなキーワードを入れたり、描写をしたりせずに賢く作り上げられているので、ジョジョは長続きさせられています。
エロいという話題がファンを増やす要素になっているから
話題性がある漫画にはファンが集まります。
ジョジョ立ちのように独特の描画でオリジナリティを出していることで、ファンが絶えない漫画になっているのがジョジョの特徴です。
特徴的な部分がエロいと解釈できるのは確かですが、それがかえって話題になってファンを増やす要素にもなっています。
「エロい」と言われると興味津々になって読んでみたいと思う人もいるでしょう。
その読者が持った印象をブログや口コミで広めると、芋づる式にまた興味を持つ人が出てきます。
このような流れでファンを増やせる形ができているのがジョジョの特徴です。
エロいという話題性がいつまでも親しまれる下地を作り上げています。